ブログ

数か月前の私に諭される

大好きなバンドがいる、ファンクラブに入って来月末で14年になる。

8年前までは年に2,3回…年末は地元に来ていたので2Days通してライブに行っていたが、今は状況が変わり全く行けなくなってしまった。今やってるファン活動と言えばシングル曲やアルバムを買うくらいで、ライブの情報がFCメールで送られてきても流し見をして、関係ないしと即削除。ライブでファンと会うことを楽しみにしているバンドなので、そんなことは言われていないけれどライブに行けない僻みから、彼等にとってライブに行けないファンはどうでもいい存在なのかも…とか思うようになっていた。

また、私はそのバンドのファンではあるけれども、そのバンドの曲すべてが好きというわけではない。色々と挑戦をするバンドなので私に合わないと思う曲を出す時期がある。ちょうど今がその時期で、とある件でファンクラブへの不信感も募り、冷めという言葉が思い浮かぶくらいにはファン卒業を考え始めていた。

ちょうどファンクラブの期限も近いしこのままやめてしまおうかな、などと思いながら数日前に届いたファンクラブの会報を眺める。ライブの様子、バンドの熱い思い、いつもの内容が続いていく中、びっしりと文字で埋まったページが巻末にあった。それは数か月前、ファンクラブ会員を対象に取られたアンケートの回答だった。

――あなたにとってのそのバンドは?

私、なんて答えたっけ…アンケートに答えたことは覚えているが回答を覚えていない。細かい字を目で追いながら私の名前(仮名)を探した。……答えは、帰る場所。

14年も好きだったのだ、それなりに気分は重く、でもやめるなら固い決意をもってファンをやめようと思っていた。が、その文字を見て急に心が軽くなった。そうだ、そうだった。いいこと書くじゃん、数か月前の私。出す曲が合わない時期、バンドの熱さが辛くなって離れたとき、いろんな音楽を聴いていい歌詞だいい音楽だって思っても、結局私はここに帰ってきてたんだった。辛い時、私を励ましてくれたのはこのバンドの曲だった。このバンドは離れるファンを引き止めたりはしないけど、いつ戻ってもちゃんと迎えてくれるんだった。

今は波長が合わないだけ、タイミングが合わないだけ。また彼らを信じよう、彼等を好きな私を信じよう。そしてまたライブに行こう、いつか。

そうして私は、ファンクラブ継続のボタンを押した。