私の人となりはもう十分伝わったと思うので、今後は創作の話を中心にやっていきたい。私のことなんかどうでもいいんだ、創作読んでくれ、そして感想ください。
先月、前作の本編が完結した
ちょうどこれから新しい話を始めようとしているので、私なりの話の作り方やキャラ設定の仕方とか、進捗報告を兼ねて記事にしようと考えている、ネタになるし。
※しかしながらそれは、定期的な本編更新を約束することになり自分を追い込むということ(ドМかな?)。
また、これらを読んだ後、実際に出来た話を読むことで「え、あれだけ語ってこの程度?」や「どうりでこの出来になるわけだ」などといった作品への理解が深まるかもしれない。
一次創作マンガ描きたいけどよくわからんって人の「あ、こんなに適当でいいんだ」って背中を押すことができたらいい。
それではスタート。
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創作の動機:萌える話が読みたい
創作を始める動機はいつもこれだ。
私が作るよりずっときれいで上手でおもしろい話はたくさんあるけれど、私の萌えにがっちりとハマる話はない。全く無い訳じゃない、でも私の需要に対し供給量が少ない。なので、自分の萌えを満たすために新しい話を考えることにした。
1.コンセプトを考える
- ファンタジーは描けないので舞台は現代日本
- 血縁・幼なじみは避けたい、他人CP
- いつも年下×年上ばっかりなので同い年に挑みたい
- 今更だけど性描写は描くのが恥ずかしいのでプラトニックで
- 私服を考えるのがめんどくさいので制服がいい
- シリアス・暗い話は疲れたのでとにかく明るい・コメディー!
大体それまで描いていた作品の反動である(前作、受けが重くて暗くてつらかった)。
以上のコンセプト、というか避けたいものから今回の話は「高校生のさわやか青春プラトニックBLコメディー」になった。
2.タイトルを決める
作品の名前がないと、この後の管理が面倒なので暫定的にでもタイトルを考える。(仮)のはずだが、大抵そのまま本タイトルになる。
タイトルセンスのない私の例なので参考にならないかもしれないが、連想ゲームで考えている。
- 高校生のさわやかな青春⇒キラキラ明るい未来⇒前途洋々、前途洋洋とも書くらしい⇒洋洋の方が広がっていく感じがする
- 青春BLっぽいので「僕ら」って使いたい⇒前途洋々な僕ら?
- 前途洋々の使い方を検索⇒前途洋々たる未来に向かって……
- よし、「前途洋洋たる僕ら」で!
- ついでに英語のサブタイトルも考えておこう。翻訳サイトで翻訳⇒We have a bright future!
と、決まったところで私は一度Web検索することにしている。知らなくても既存作品と被ったら失礼だし、一応「一次創作」としてタイトルを検索したらこの話がヒットしてほしいからだ。
過去、ものすごくいいタイトルを思いついたので検索したら完全一致の商業作品があり、どうしようか悩んだ結果やめて違うタイトルに変えたことがあった。青春小説が読みたくて検索したのに私の拙いBLが出てきたらかわいそうだもんな……
近年流行りの「〇〇くんと△△くん」「〇〇は~~したい」「△△が~~する話」的なタイトルは管理しやすいし、話が進んで先に付けたタイトルが合わなくなっても使えるからいいなと思う。私は単語や短文の方がかっこいいと思うのでつけないけど。
3.設定を考える
無事にWeb検索で出てこなかったので(Google、信用してるぞ)、タイトルは「前途洋洋たる僕ら」に決まった。ここからはさらに自分の萌えを盛り込んでいく。今回、私が盛り込みたいポイントは、
- 少女マンガっぽいBL
- 女の子に振り回される主人公(BL)
- 女の子をめぐる三角関係っぽいのがいい(BL)
ここで、登場人物の一人は女の子に決定。
片思いしている女の子に振り回される状況とは何だろうか。⇒女の子が原因?男の子が原因?⇒(ネタバレ防止のため省略)⇒女の子が未来を見る力を持っていて、主人公は不幸体質のせいで2人はなかなかうまくいかない。
基本的には、思いついたアイディアに対して「なんで?」「どうして?」と自問自答しながらアイディアを膨らましていく。
相手役も同じように、三角関係なので女の子のことが好き⇒どうして好きなのか?最終的にBLになるには?など考えていき⇒(ネタバレ防止のため省略)⇒女の子に一目ぼれしたことが決まった。
ここでそれぞれのキャラクターの設定、目的とゴールが決まる。すると話全体の設定や世界観も決まっていくので、あとは描くだけ、私の大勝利。やったー!
長々書いているけれど結局、私の創作スタイルは連想ゲームと思い付きへの「なぜ?」「どうして?」の繰り返しだ。
登場人物の人数について
創作を始める際に読んだ「小説の書き方」という本に、短~中編のメインキャラクターは2~3人、多くても5人と書いてあったのを守っている。また、自分の力量も考えると3人が妥当だと気付いた。
なので「前途洋洋たる僕ら」のメイン登場人物は主人公の男の子、相手役の男の子、女の子の三人で決定。
4.キャラクタービジュアルを考える
メインの三人が決まったので、ビジュアルを考える。これはタイトル決めと同じように今後の進行の為に仮の姿として考えるもの。イメージがあった方が頭の中でキャラクターが動きやすいからだ。名前もここで思いつくならキャラクターが動かしやすいので(仮)でいいので考えておく。
自分が萌えるのが前提なので、描いていて楽しいとか萌えるとかを基準に考える…が、見た目が同じキャラばかり量産してしまうので、一応高校生男子で画像検索したり、芸能人を参考にしたりしてとりあえず考えていく。
ここでの努力目標は、漫画制作の労力削減のために出来るだけデザインを凝らないようにすること。裸、シルエットだけでも誰か分かるようにすること(モノクロで判断が付くように髪や目の色・形を変える)。
ここで色々表情やポーズを描いているうちにネタやセリフ、シーンが浮かんでくるので、浮かんだものは矛盾があってもいいから、とにかく全てメモをしておく。きっと未来の自分に感謝される(してる)。
この時点でできたイメージ図がこちら。

いつのまにか付いてる名前も含めて、次はキャラクター設定について記事にしたい。
次回「2.彼らのことをまだ知らない:キャラクター設定」は来週日曜更新予定。
新連載:「前途洋洋たる僕ら」
ということでこれから進捗noteと共に更新されていくはずの話です。
不幸体質の少年と幼なじみで未来が見える少女、少女に一目ぼれした少年の、少女漫画の皮をかぶった風ボーイズラブコメディー。
どうぞよろしくお願いします。

コンセプトイラストで、頭抱えて汗かいてる主人公なんて初めて描いたな……たぶんそんな話です。